2010年05月06日

那智の滝

■『那智の滝』 【世界遺産】 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

那智の滝

那智の滝

ここは随分前に行ったことがあった場所ですが、今回も感動しました!

近くに神社がありますが、人間が創ったものはこの滝の前には意味が無い様な気がします。
日本古来の自然崇拝の信仰心が素直に受け止められますね。
(時の権力者がコジツケで天孫降臨を利用する類のものは無意味です。)

その滝のスケールには圧倒されます。

この滝のマイナスイオンをいっぱい浴びることで調子が良くなった気がしました。
以前来た時もお財布の中にもらったお札を数年間入れておいた記憶があります。

ここのところのパワースポットブームで 『熊野古道』 と 『那智の滝』 はとても人気がある様で混んでいましたね。
駐車場の絶対数が少ないので午前中に行かないと停める場所が無くて大変なことになってしまいます。

浜松からはかなり距離&時間が掛かる場所ですので、行く際にはお気をつけて行って下さい!
何せ、和歌山は 『陸の孤島』 ですから…。

北海道に高速道路を造るより紀伊半島の方が当然先でしょ!

※ 『那智の滝』 の詳細はこちら ⇒ 那智の滝

那智大滝(なちのおおたき)。「日本の滝100選」のひとつ。
「日本の音風景100選」にも選定されています。

一般に「那智の滝」といわれ、「一の滝」ともいわれるこの滝は、 落差133mの日本一の直瀑です。
那智の滝は、今でも素晴らしい滝ですが、滝の背後や周囲の山々がすべて原生林に覆われていた昔の姿を想像すると、遥かに神々しい姿であったに違いありません。

滝の落ち口の岩盤に3つの切れ目があって、3本になって滝が落ちることから那智の滝は「三筋の滝」ともいわれます。
滝の落ち口の幅は13m。滝の落ち口には注連縄の張られていますが、この注連縄は毎年2回、7月9日と12月27日に神職の手によって張り替えられます。
滝の右手には「那智原始林」と呼ばれる原生林が広がっていて、国の天然記念物に指定されています。
32haというわずかな面積ですが、那智原始林は和歌山県下唯一の原生林で、とても貴重な照葉樹林の森です。

滝壺の深さは10m。南方熊楠によると大滑落岩塊のため3分の1強も埋もれてしまったそうで、昔はもっと広く深かったのが、滝の上の原生林を濫伐したために岩石が落下し、滝壷が埋もれて現在のように小さく浅くなってしまったらしいです。

熊野那智大社はこの那智の滝を神とする自然崇拝からおこった社です。
社伝には、神武天皇が熊野灘から那智の海岸「にしきうら」に上陸されたとき、那智の山に光が輝くのを見て、この那智の滝をさぐり当てられ、神としておまつりになった、とあるそうですが、神武東征以前から熊野の原住民が神としてまつっていたと考えるのが自然でしょう。

那智の滝には現在、「熊野那智大社別宮飛瀧(ひろう)神社」が鎮座し、大己貴命(おおなむじのみこと)が祭られていますが、神社とはいっても本殿も拝殿もなく、滝を直接拝む形になります。
社殿がないことからもはっきりとこの大滝が御神体であることをわからせてくれます。かつての熊野の自然崇拝の有り様を今に伝えている神社のひとつです。


(20100502旅)



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