中村家住宅-2

kon

2007年01月08日 08:24

■『中村家住宅』 【国指定重要文化財】 沖縄





建物の配置は、道路に面する場所にまず衝立 (ついたて) の壁があって、そこを通り過ぎると中庭があり、その中庭を囲むようにしてコの字型に設置されております。

玄関や土間はなく、中庭から各場所へ入れる様になっていて、中国や韓国の住宅と同じ様式ですね。

建物には心地よい風が通り抜ける様になっています。
本州の住宅と一番違うのは、柱が1間間隔に設置されているということです。
沖縄という場所柄、木材の供給があまりなく (当時はどうだったか判りませんが…) 構造材として使われる材料も違います。
杉や檜なんかで創られてはおりません。
縁側の柱は変木 (へんぼく) で曲がっております。

屋根の上には、お決まりの 『シーサー』 が設置されています。

とても興味深い、沖縄では本当に数少ない古い住宅なのでした。

※ 『中村家住宅』 の詳細はこちら ⇒ 中村家住宅

(PS)
『写真撮って下さい!』 と言う家族がいたので、撮って上げたら、『さすが、プロカメラマン!』 と子供さんである小学生に言われてしまいました。
あの~、プロではないのです…ただ 『一眼レフ』 を持って街並探訪している通りがかりの者です。(笑)

(20061227旅)

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